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英語のリーディング力を上げる方法【学習方法編】

      2016/11/05

Photo credit: hans s via Foter.com / CC BY-ND

「語彙力」「文法知識」「背景知識」の学習法を解説します。

今回は、「英語のリーディング力を上げる方法」の第2回目として、【学習方法編】をお送りしたいと思います。

※前回の記事「英語のリーディング力を上げる方法【イントロ編】」の続きになりますので、未読の方は、まず【イントロ編】をお読みください。

【イントロ編】でお伝えした通り、リーディング力を上げるためには、「語彙力」「文法知識」「背景知識」をまんべんなく強化していくことが求められます。では、それぞれをどのように学習していったらいいのでしょうか?

今回の記事では、その点について【学習方法編】としてお話しさせて頂きます。

それでは早速まいりましょう。

語彙力アップのための学習法

語彙力をアップさせるための学習方法として、以下の3ステップをおすすめします。


ステップ1:期間を任意で設定し、その期間は「単語を覚えること」だけにフォーカスすると決める。
ステップ2:自分が強化したい単語量に応じて単語帳を購入する。
ステップ3:1つの英単語に対する日本語の意味は、1つだけ覚えると割り切って数をこなす。



この3ステップです。

ステップ1:期間を任意で設定し、その期間は「単語を覚えること」だけにフォーカスすると決める。

レポート読者の方へのフォローメールでも触れましたが、英語力がなかなか伸びない場合は、たいてい「つまみ食い」的な学習をしています。

例えば、1時間あったら、「単語を20分」「音読を20分」「問題を解くことに20分」といった具合です。ただ、こういったスタイルが効果を発揮するのは、「英語力をメンテナンスするとき」であって、「英語力をグンと上げたいとき」ではありません。「グンとあげたい」なら、「一点突破」が鉄則です。とにかく一定期間は1つのことにフォーカスして、その部分の能力を一気に伸ばしてしまってください。僕がTOEICで結果を残すことができたのも、間違いなく「一点突破」を意識して学習してきたからです。

その意味で、「語彙力」を増やそうと決めたのであれば、自分なりに期間を定めて、その期間は語彙力強化だけに集中してください。「1週間で1冊の単語帳を終わらせる」くらいの意識で単語学習に集中するのがポイントです。

ステップ2:自分が強化したい単語量に応じて単語帳を購入する。

どれくらいの量の単語を追加したいのかを考え、その量に単語帳を購入してください。もちろん人によっては、スマホのアプリなどを活用してボキャビル(単語力を上げること)に励む場合もあると思いますが、僕自身はページをめくったり書き込んだりすることで、記憶が促進されると感じているので、普通の単語帳を使っています。

単語帳に収録されている単語は、どの本もほとんど同じなので、「見やすいかどうか?」「自分にフィットしてそうかどうか?」などを考慮して購入する本を選んで頂けたらと思います。

以下に僕が活用した単語帳を挙げておきます。

新TOEIC Test 出る単特急金のフレーズ
→TOEICに特化した単語帳では、絶大な人気を誇ります。実際使いやすかったですし、おすすめです。TOEIC学習者は、まずこの本に収録されている単語は全て覚えるべきです。

DUO
→言わずとしれた超王道単語帳です。TOEICに特化しているわけではありませんが、今後の英語学習の助けになることは間違いありません。ストーリー仕立てで構成されているので、CDとセットで手に入れて、耳と目から暗記していくとスムーズに覚えられます。

データベース1700使える英単語・熟語
データベース3000基本英単語・熟語
データベース4500完成英単語・熟語
→僕はTOEICで満点を取ると決めたときに、「語彙力の徹底強化」を行う必要がありました。そのときに、この3冊をまとめて購入し、一定期間集中して取り組みました。

この他にも、僕は活用しませんでしたが、アルク社の「究極の英単語シリーズ」やZ会の「速読速聴・英単語シリーズ」なども見やすくて良いと思います。

自分にフィットした単語帳を手に入れたら、あとはやるだけです。

ステップ3:1つの英単語に対する日本語の意味は、1つだけ覚えると割り切って数をこなす。

実際にボキャビル(語彙力強化)に取り組むときは、「欲張らないこと」が大切です。

と言うのも、基本的に1つの英単語には、いくつかの意味があります。もちろんその単語の中心的なイメージがあり、そこから派生した意味が無数にあるだけなのですが、どう考えてもそれらを全て覚えるのは苦痛です。

そこで、最初は「1:1対応」で覚えてしまうことをおすすめします。

まずは、「1つの英単語につき、最もメインとなる日本語の意味だけ」を覚えてしまってください。そうすることで数をこなしてください。その上で、あとで問題を解いているときに、「あれっ、この英単語は、僕が覚えている意味で使ったら、変な感じになるぞ・・・」という状況になったときに、あらためて辞書を引き、他の意味を覚えてください。

日本語の意味を全て覚えようとしたら、間違いなく挫折します。たくさんの量の英単語を覚えれば、あとに有機的にリンクしてきて、自然と日本語の意味が推測できることもあります。なので、まずはサクサクこなすことに注力してください。

以上の3ステップが語彙力強化のための学習法です。もちろん、僕もこのステップで学習しています。

文法知識アップのための学習法

続いて、文法についてです。

文法学習については、変にテクニカルに勉強するよりも、正面突破で取り組んだほうが、結果として知識が深く定着します。

正面突破とはつまり、「有名な文法書を読み込む」ということです。

「Forest」や「1億人の英文法」などの文法書の中から1冊を選んで入手し、それをじっくり読み込んでください。世の中には、「TOEICに出題される文法だけに特化した文法書」も多々ありますが、TOEICを英語学習の単なる通過点として捉えている方は、ぜひ「Forest」や「1億人の英文法」などの王道文法書を通読して頂きたいと思います。

僕のおすすめは、「Forest」と「1億人の英文法」です。(上級者には「英語リーディング教本」をおすすめしていますが、まずは王道文法書だけで充分です。)

総合英語Forest→中学校や高校の英語教育でも採用されている文法書であるため、非常にわかりやすく書かれています。じっくりと「理屈」で英文法を理解していきたい人におすすめです。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法→副題に「話すための英文法」と書かれている通り、単なる知識として英文法理解を超えて、いかに「英会話」につなげるための「英語感覚」を身につけるかという視点で書かれた本です。文字通り、「感覚的に」英文法を学びたい人におすすめです。

僕は以前は、「Forest」派でしたが、最近、英会話の学習に注力する中で、「1億人の英文法」のほうが、長い目で見ると役立つなぁと感じるようになりました。

ただ、このあたりはあなたのタイプの問題になってきますので、ぜひ書店で中身を確認してから、マッチするほうを選んでください。

余談ですが、文法書を読み込む過程で、「よく分からない部分」が必ず出てくるはずです。でも、そこで感情的になってしまったら何も学べません。分からない部分は、とりあえず勇気をもって飛ばしてしまって、次のページに進んでください。読み進めるうちに、知識が結合して、「あっ!そういうことか!」と分かる瞬間が必ずやってきます。

背景知識アップのための学習法

どんな英文でも、背景知識をもっているかどうかで、理解の深さが大きく変わります。

むしろ、たとえ「知らない単語」と「理解できない文章構造(文法)」に溢れている英文記事だったとしても、背景知識をもっていれば、何となく分かってしまう場合が往々にしてあり得ます。

逆もまたしかりです。「知っている単語」と「理解できる文章構造」で書かれている英文でも、背景知識がなければ全く分からないときもあるのです。それだけ背景知識は重要です。

背景知識を身につけるためのおすすめ学習法は、


「読書」「色々なものに興味をもつこと」です。


このことからも分かるように、背景知識に関しては、一朝一夕で身につくものではありません。なので、今この瞬間から取り組んで頂きたいのです。

とは言え、多くの方にとっての直近の課題は、TOEICのスコアアップだと思いますので、まずはTOEICの背景知識を深めていきましょう。

ご存知の通り、TOEICはビジネス英語がテーマです。なので、ビジネスについての知識を深めることで、より速くより正確に問題が解けるようになります。ビジネスの知識を深めるための方法として、以下の2点をおすすめします。

1:マーケティング関係の書籍を読んでみる

商品開発のためのリサーチの流れや、新店舗オープンのためのプレスリリース文、特別セールのための広告文などはドンピシャでTOEICの問題として扱われます。そういった知識は、マーケティングという分野の知識です。マーケティングの知識をもっていると、TOEICの問題の多くをスラスラ読みこなせるようになります。

また、マーケティングとは、「自社商品を魅力的にアピールして、できる限り多くの人々の関心を集めるための方法論」のことです。この「自社商品」の部分は、「自分自身」に置き換え可能です。つまり、「自分自身を魅力的にアピールして、できる限り多くの人々の関心を集めるための方法論」としても使えるわけです。「自分をいかにアピールするか」という点をしっかりと学べば、仕事でもプライベートでも大きなメリットを受け取れるようになります。特に、将来独立して仕事をすることを考えている人には必須のスキルだと思います。マーケティングを学ぶことに損はありません。

ぜひ書店なりAmazonに立ち寄って、おもしろそうなマーケティング本を手に取ってみてください。

2:世の中にあふれる広告文に興味をもってみる

朝に家を出てから、夜に帰宅するまでの間に、僕たちは莫大な数の広告文を目にしています。

ただ、そうした広告文を「意識して読む」ことはほとんどないのではないでしょうか?せいぜい、電車の中吊り広告や、家のポストに入っているチラシなどにサラッと目を通すくらいでしょう。

けれども、実は広告文は、ビジネスの背景知識を深めるための絶好の素材なのです。

広告文は、企業の中でも特に優秀な人たちが、脳みそに汗をびっしょりかきながらひねり出している文章です。そのため、文章の構成や表現などは高度に練られています。そうした素材を活用しない手はありません。ぜひ、広告文を意識的に読んでみてください。

・どのような順番で言葉が並べられているのか?
・どのような情報が盛り込まれているのか?
・その広告文を読んでいて、自分はどんなことを感じたのか?


このような自問自答をくりかえすことによって、徐々に「広告を作る側の人たちの視点」が理解できてきます。広告を作る側の人たちの視点が理解できたら、TOEICの広告問題の読解スピードが格段に向上します。なぜなら、広告の流れ(=型)は決まっているからです。そのため、ザッと読むだけで、どこにどんな情報が書かれているのかを見抜けるようになります。そうなれば、「TOEICの広告問題=ボーナス問題」と思えるようになり、気が楽になります。

ただ、もしかすると、「日々広告を意識すること」と「リーディング力が上がって、スコアがアップすること」のつながりにピンとこないかもしれません。けれども、もしあなたが「確かにそうかもなぁ」と少しでも思われたなら、ぜひ実践してみて下さい。やれば効果が分かります。

以上の2点。

1:マーケティング関係の書籍を読む
2:世の中にあふれる広告文に興味をもってみる


これら2つがビジネスの背景知識を深めるためのヒントです。

もちろん、TOEICの背景に「ビジネスの論理」が流れているように、どんなテーマにも背景に流れる論理があります。例えば、僕の仕事である営業で結果を出すためには「心理学の論理」を学ぶ必要がありますし、企業で出世するという課題をクリアするためには、その背景ある「組織の論理」を理解する必要があります。

背景知識は、「目に見えない」部分です。ですが、そうした部分ほど重要なものはないと僕は思います。

まとめ

今回の記事では、「語彙力」「文法知識」「背景知識」のそれぞれを強化するための学習法を解説させて頂きました。

解説した内容はすべて、僕がTOEICで満点を獲得する過程で実践してきたものです。もっと言えば、実践してきた数々の取り組みの中で「効果があった」と断言できるものだけを紹介させて頂きました。

ぜひ、できることから少しずつ実践してください。

あなたのリーディング力向上の一助となれたら幸いです。

次回は【実践のためのヒント編】です。

今回の記事に比べるとライトな感じになると思います。



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2016年1月・6月・11月、2017年5月に僕はTOEIC満点(990点)を獲得することができました。その過程で得た「気づき」や「TOEIC学習のコツ」などをまとめたレポートを無料で配布しています。

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