英語(TOEIC)をきっかけに人生を良くする

~英語(TOEIC)を媒介として人生のクオリティを上げていく~

リスニングした瞬間にタイムラグなく意味が取れるようになる方法

   

Photo credit: Foter.com / CC0

TOEICスコアを上げるためには、LかRか?

TOEICの世界に足を踏み入れた人が必ず遭遇する1つの質問があります。

スコアを効率的に上げていくためには、最初にリスニングに集中すべきか、もしくはリーディングに集中すべきか?

この質問です。

TOEIC業界の講師の先生たちの多くは「まずはリスニング」と言います。なぜなら、「リスニングの方が採点基準が甘いから」です。確かに、新形式においては3~4問間違えても満点が取れるのがリスニングセクションですから、確かに間違えた問題数のわりには高めのスコアが出るのは間違いなさそうです。(リーディングセクションは3~4問間違えたら満点は出ない。)

もっと言えば、リスニングセクションは、要は「聞こえてきた英語の意味を理解する」という能力さえ身につけてしまえば、Part1~Part4までもれなくカバーできるので、学習効率が良いという点も挙げられます。

一方リーディングは、「書いてある英語が読めたらOK」というものではなく、タイムマネジメント力や文脈把握力など、Part5・Part6・Part7それぞれで異なったスキルが求められるわけです。この点からもリスニングのほうがシンプルで取り組みやすいと言えます。

なので、よほどリーディングの方が得意という人以外は、リスニングから取り組んだほうが良いでしょう。

実際、僕自身のことをふり返ってみると、確かにリスニングを最初に一気に伸ばして、そのあとリーディングを底上げしていった流れでした。

全く聞き取れなくて、絶望を感じるのが普通

もちろん、リスニングが簡単だということではありません。それ相応の努力が求められますし、最初の「全く聞き取れない」という絶望的な状況を、粘り強く乗り越えるまでは辛いと思います。

でも、課題には必ず解決策があります。

自分の課題の原因を特定して、そこを改善する

当たり前ですが、このプロセス以外に成長の道はありません。

「ふーじーさん、英語学習は弱みを補うのではなくて、強みをガンガン伸ばしていけばそれでいいと聞きました!」

とおっしゃる人もいるかもしれませんが、それはある程度というか、かなり実力がついてからの話で、最低限の基礎力(600~700点は取れるレベル)がない状態のときには当てはまりません。そもそも「基礎力」というのは、「強み」とか「弱み」とかそういう類のものではなく「必須」なものなのです。

「自分は単語が弱みだから、単語はやらずに文法をメインに基礎を固めます」ではダメなのです。単語を知らないと、そもそも英文が読めませんし聞けませんから。なので、基礎は基礎と割り切って考えてください。

ウッジューライクトゥ~の意味を一瞬でつかむ

以上の前提を踏まえつつ、まずはリスニングに取り組むとしましょう。

学習相談に乗っているとリスニングに関する課題(悩み)をたくさん聞きますが、パターンは決まっています。この記事では、その中でも特に多いパターンである「英語を聞いたときに、瞬間的に意味が取れず解答が遅れてしまう」という悩みについてのヒントをお伝えしたいと思います。

まず、「英語を聞いたときに、瞬間的に意味が取れず解答が遅れてしまう」とはどういう状況なのかを解説しましょう。例えばリスニングの問題で「Would you like to~」という表現が出てきたとします。これは「~はいかがですか?・~したいですか?」という意味の丁寧なお誘い表現です。おそらくこうして文字にして見ると意味が分かると思います。「Would you like to go to the beach?」と書いてあったら「海に行きませんか?」という意味だと問題なく理解できると思います。

けれども、これがリスニングになると話が違ってくる人が多いのです。

「Would you like to~」という文字を見ていない状態で、「ウッジューライクトゥ~」と聞こえてきたら、一瞬止まってしまった後に、ようやく「あぁ、Would you like toか、~はどうですか?という意味だから、さっきの文章の意味は・・・」という思考プロセスが開始されるのです。

ただ、残念なことに、この思考プロセスが終了して答えが出てきたときには、もうリスニングは次の問題へと進んでしまったいる場合がほとんどです。結果として解答ペースがリスニング音声に間に合わず、リズムを崩し、結局スコアが上がらない。このパターンが多いです。これを解決しないことにはリスニングセクションで日の目を見ることはできません。

これから解決法をお話しますので、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。

「英語を聞いたときに、瞬間的に意味が取れず解答が遅れてしまう」の解決策

英語を聞くと同時に意味を取るためには、頭の中で「その英文の音と意味がリンクしていること」が求められます。以下の3ステップをクリアすることで、英文の音と意味がリンクするようになります。

ステップ1:単語やフレーズの暗記は、常に音読しながら取り組む

音と意味をリンクさせることが目的ですから、まずは「音」を自分の頭の中に馴染ませることが大切です。

その意味で、必ず音声つきの単語本を使ってください。

その音声を聞きながら、リピーティング(音声を聞く→いったん音声を止める→自分で真似して声に出してみる→音声を聞く→いったん音声を止める・・・という感じでくりかえす方法)でも、オーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に音読する方法)でもOKですので、できる限り正しい音をマネしながら声に出して単語なりフレーズなりを覚えてください。

※電車の中などではマスクなどで口元を隠してブツブツ音読すればOKです。

ステップ2:ステップ1に取り組んでいる最中は、頭の中にイメージを浮かべるようにする

例えば、先ほど出てきた「Would you like to~」というフレーズを覚えるとしましょう。ステップ1でお伝えしたように、まずは声に出して意味を覚えます。「ウッジューライクトゥ~」と自分で発声するのです。

そのとき、同時に頭の中に「何らかの絵(イメージ)」を思い浮かべてください。

この絵(イメージ)は、人それぞれ違っていてもいいです。

僕は「ウッジューライクトゥ~」と聞くと瞬間的に「キレイなブロンドの女性のコンシェルジュが、微笑みながら僕に何かを提案しようとしている絵(イメージ)」が浮かんできます。浮かんできますというか、浮かんでくるように何度も自分の頭に刷り込んだ結果、瞬間的に浮かんでくるようになりました。

その甲斐あって、今では【「ウッジューライクトゥ~」=「何かをお誘いする」】という方程式が頭の中に定着しているので、リスニングで出てきても一瞬で処理できます。

このように「イメージと意味がリンクした状態」の表現のストックを増やしていくことで、リスニング力が向上していきます。

ステップ3:表現のストックを増やしていく

ステップ1とステップ2ができるようになれば、あとは表現のストック数を増やしていくだけです。

例えば、最近僕は「I wish I should have had that choice.」というフレーズを自由に使えるようになるために、音と意味のリンクづけをしました。

具体的には「アイ ウィッシュ アイ シュドゥブ ハドゥ ダッチョイス」と音読しながら、同時に頭の中で「過去に別の選択をしていれば彼女に振られることはなかったのに・・・と後悔している自分の絵(イメージ)」を思い浮かべたのです。

何度もくりかえして自分に刷り込んだので、おそらく今後「I wish I should have~」というフレーズが出てきたときは「過去の選択で後悔している状況」が瞬時に浮かんでくると思います。瞬時に浮かんでくるということは、すぐに意味が取れるということです。(実はこの方法は、リスニングだけではなく、スピーキングにも非常に効果的だということにお気づきでしょうか?)

いずれにしても、こうして表現のストック数を増やせば増やすほど、あなたの英語力のレベルはアップしていきます。

以上の3ステップ、

ステップ1:単語やフレーズの暗記は、常に音読しながら取り組む

ステップ2:ステップ1に取り組んでいる最中は、頭の中にイメージを浮かべるようにする

ステップ3:表現のストックを増やしていく


これらを意識して学習に取り組んで頂ければ、少なくとも「リスニングした瞬間にタイムラグなく意味が取れるようになれる」はずです。

自分の好みの絵(イメージ)を頭の中に浮かべつつ、それを音とリンクさせていってください。



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