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人間は本質的に「リスク」を嫌う
人間には現状維持バイアス(=status quo bias)というものが本質的に組み込まれています。
【現状維持バイアス】
未知なもの、未体験のものを受け入れず、現状は現状のままでいたいとする心理作用のこと
こういう性質があるため、人間は本質的に「リスク」を嫌います。
さらには、行動経済学のプロスペクト理論では以下のようなことが解説されています。
人間は目の前に利益があると、利益が入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(=損失回避性)がある
Wikipediaより
これらの内容を思い切って一言でまとめてしまうと、「人間は新しいこと(=未知なもの=リスク)にチャレンジするのが苦手」ということだと僕は思っています。
「新しいこと=未知なもの=リスク」をとにかく回避したいのが僕たちなのです。
「得意なこと」や「苦手なこと」は最初から決まっている
もっと言ってしまうと、この「リスク回避」の性質は、人によって強弱の差があります。
人は大きく分けて8タイプに分かれます。
これは持って生まれた資質によって決まるものなので、後天的には変えることができないものです。
その意味で、その人の「得意なこと」や「苦手なこと」は最初から決まっています。
もちろんトレーニングによって「苦手なこと」は克服できますが、元々それが得意な人には、どうあがいても勝てません。
なので、大事なのは自分の強みを伸ばすことなのです。
「分析が得意な人」「システム化が得意な人」「交渉・セールスが得意な人」「ステージパフォーマンスが得意な人」「クリエイティブなアイディアを出すのが得意な人」「価値の差を見抜くのが得意な人」「人をモチベートするのが得意な人」などなど、人によって「得意なこと」は異なります。
何かを手に入れるためには・・・
ちなみに、「話が合わない人」というのは、自分とは真逆のタイプであることが多いです。
自分と相手のタイプの違いを理解せぬままコミュニケーションを続けると、お互いにエネルギーを消耗するだけで終わるので注意が必要です。
このように僕たちは様々なタイプに分かれるわけですが、それぞれのタイプの中でも「特にリスクを嫌うタイプ」の人がいるのが事実です。
そのタイプの人は「確実に安全だ」と思えるまでは1歩を踏み出せません。
もちろん、それが悪いというわけではなく、単にタイプの問題です。
リスクなく大きなリターンを得られるなら、それに越したことはないのですが、あまりそういうことはありません。
何かを手に入れるためには、「新しいこと=未知なもの=リスク」を多少なりとも受け入れる必要があるわけです。
誰でも持っている「目標達成欲求」
先ほど「何かを手に入れる」と書きました。
これも人間の本質だと思いますが、誰だって「何かを欲しがっている」わけです。
それが「スキル」なのか「愛情」なのか「お金」なのか「物理的なモノ」なのかは人それぞれですが、誰でも何かを欲しがっているのです。
この気持ちを「目標達成欲求」と置き換えてしまってもいいと僕は考えています。
つまり、「何かが欲しい」という目標を達成したい欲求という意味です。
この欲求を満たすためには、何かにチャレンジすることが求められます。
なぜなら、「今もっていないもの」を手に入れるためには、今までと同じことをしていてはダメだからです。
つまり、何かを手に入れるためには、「新しいこと=未知なもの=リスク」を多少なりとも受け入れる必要があるわけです。
この理屈を受け入れることができないと、目標達成は非常に難しくなります。
英語(TOEIC)学習も同じ
英語(TOEIC)学習に具体化して考えてみましょう。
例えば、今のTOEICスコアから200点のアップを実現したいと思ったとします。
「200点アップしたい=目標達成欲求」です。
それを達成するためには、「今までやってきた学習の方法」では通用しないことがほとんどです。
なぜなら、今までの方法で200点アップが達成できてしまうなら、そもそも「200点アップさせ“たい”」とは思わず、論理的に「数ヶ月後には200点アップ“している”」と考えるはずだからです。
したがって、「200点アップさせ“たい”」なら、今までのやり方を捨て去り、新しい方法(=未知なもの)を受け入れていくしかないわけです。つまりこれは「リスク」です。
英語(TOEIC)学習1つとっても、「何かを手に入れること」と「リスク」はセットなのです。
「現状維持バイアス」と「目標達成欲求」を仲良くさせる
「目標達成欲求」は誰でも持っている。
同時に「現状維持バイアス(=リスクを嫌う)」もみんな持っている。
これはもう完全に正面衝突です。
アクセルとブレーキを同時にフルパワーで踏み込んでいるようなものなので、そのうちオーバーヒートしてしまうのは明らかです。
だからこそ、大事なのは「現状維持バイアス」と「目標達成欲求」を仲良くさせることなのです。
「未知を恐れる自分」と「何かを手に入れたい自分」を仲良くさせること。
言葉を変えると「自分を変えたくない自分」と「自分を変えたい自分」のバランスを取ることが非常に重要です。
では、どうすれば2つのバランスを取ることができるのでしょうか?
僕がおすすめする方法は「現状維持バイアスを徐々に手なずけていくこと」です。
「現状維持バイアス」は悪いものではなく、僕たちを危険から守ってくれる大切な存在です。
なので、「自分の目標を追求するとき」に限って、その力を弱めてもらえるように手なずけていくのがポイントです。
そのためには「自分への質問」を工夫するのがコツです。
こうやって自分に質問してみてください
「現状維持バイアス」と「目標達成欲求」がバッティングしたときは、ぜひ次のように自分に問いかけてみてください。
もしこれに失敗したら、自分は人生を棒に振るだろうか?
もう少し具体的に説明すると、例えば、何か買い物をするときに迷ったら次のように問いかけてみてください。
この金額は、自分の人生を棒に振るほどの金額だろうか?
この質問に対する自分の答えが「No」なら、ぜひ一歩を思い切って踏み出してみてください。
それをくりかえすことで、「現状維持バイアス」を徐々に手なずけることができます。
ただ、もしも質問に対する答えが「Yes」だったら、そのときは前に踏み出さなくて大丈夫です。
決断のサイズを少し小さくしてから再チャレンジしたらOKです。
このように自分に質問をしていくことによって、「現状維持バイアス」と「目標達成欲求」を仲良くさせてあげてください。
「頭の切れる現状維持バイアスさん」と「エネルギッシュな目標達成欲求さん」の2人を味方につけることができたなら、人生がどんどん展開し、良くなっていくことは間違いないと僕は思っています。
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