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TOEICリスニングセクションで475~495点を取るための「聞き方」

   

Photo credit: barbasia. via Foter.com / CC BY

新形式のTOEICは「リーディング」がやたらと難しい

2016年5月に新形式になってからのTOEICを1度でも受験したことがある方なら、「リーディングがやたらと難しくなった」と感じられているはずです。

Part5はそこまでの変化はありませんが、Part6とPart7は明らかに難しくなりました。

というか、読む量が多い。

しかも非常に細かいところまで正確に読まないと正解を選べない問題が数多く出題されるので、とにかく「速く正確に」読むことが求められるようになりました。

ただ、残念なことに、リーディング力は一朝一夕には身につきません。

TOEICのリーディングセクションを攻略するためには「語彙力」と「文法力」は比較的高いレベルで求められます。その上でたくさんの英語を読んで「英文を読むことに対するアレルギー的なもの」を克服する必要があります。だから時間がかかるのです。

その意味で、他の多くのTOEIC講師の方々がオススメされているように、スコアをできる限り早くアップさせたいなら、リスニングセクションから攻略することをおすすめします。

「リスニング」でスコアを稼げたら、TOEIC卒業は近い

僕自身もそうでしたが、例えばTOEIC900点を目指すなら「リスニング475~495点+リーディング405~425点=900点」という形を狙うのが最も効率的でしょう。

「900点が取れたらTOEICは卒業!」という方は多いと思うので、ぜひそのためにもリスニングセクションでスコアを稼いで頂きたいと思うのです。

というわけで、前置きが長くなりましたが、この記事では、「リスニングセクションで475~495点」を取るための解き方・・・ではなくて、それくらいのスコアを取っている人が「容赦なく流れてくる英語をどのように聞き取っているのか」ということを解説していきたいと思います。

ちなみに、この記事ではPart4の問題を題材として解説していきたいと思います。これからお話するような「聞き方」ができるようになれば、Part4は攻略できます。

すると、Part3も同じようなものなので、そちらも攻略可能となります。

もちろん、そのレベルでリスニングできるようになれば、Part1やPart2は普通に解けるようになります。

なので、Part4を題材に選びました。

475~495点が取れる人の聞き方

例えばPart4で以下のような問題に出会ったとします。

Good afternoon, I’ve called this meeting for the sales team to share some good news. Last quarter, our sales figures were better than expected, and I’d like to thank you all for the late nights and weekends you spent to get a lot of contracts. So, the president has decided to hold a company trip, which will be taken place in August. And you can invite your family members. Thanks again for your great performances.



・Who are the listeners ?

・Why does the speaker thank the listeners ?

・What will be held in August ?

※call「(会を)召集する」、sales figures「売上高」、better than expected「予想以上に良い」などの単語やフレーズが分かっていることは大前提です。(語彙力の重要性を軽視している人が意外に多いので気をつけてください。語彙は重要です。しっかり覚えましょう。)

リスニングセクションで475~495点が取れるようになるためには、次のような聞き方ができるようになる必要があります。

Good afternoon,【どうも】 I’ve called this meeting 【何の?】for the sales team【なんで?】to share some good news.【なるほど。良いニュースって?】 Last quarter, our sales figures were better than expected, 【ほうほう】and I’d like to thank you all 【はい】for the late nights and weekends you spent to get a lot of contracts.【頑張ったからね】 So, the president has decided to hold a company trip, 【そうなんだ】which will be taken place in August. 【8月か~】And you can invite your family members.【そうなんだ】Thanks again for your great performances.【はーい】



・Who are the listeners ?【セールスチームの人でしょ。】

・Why does the speaker thank the listeners ?【売上が良かったから。】

・What will be held in August ?【社員旅行ね。】

意味のかたまりごとに【】で日本語を入れていますが、この感じで聞くということです。

文章全体を通して、常に待ち構えながら聞く

「先読みをして、解答根拠を待ち構えながら聞く」という解き方を意識している人は多いと思います。

でも、それで満足してはいけません。

475~495点を目指すなら、「文章全体を通して、常に待ち構えながら聞く」という状態を目指しましょう。

つまり、先ほど紹介した問題で説明するなら、「I’ve called this meeting」と聞こえてきたら、間髪入れずに【何の?】という疑問を頭の中に浮かべ、次の「for the sales team」を待ち構えるということです。そして、それと同時に間髪入れずに【なんで?】という疑問を頭の中に浮かべ、次に聞こえてくる「to share some good news.」を待ち構えるのです。

このペースを維持して文章全体を聞き通せるようになれば、全体のストーリーの流れが明確に頭に残ります。

頭に残るので、問題なく3つの設問を正解できるのです。

この状態になれば、475~495点は普通に取れます。(厳密に言えば、ここまで完璧にできなくても475点以上は取れると思います。ただ、試験で90点を取るという目標があったとして、90点を目指して勉強しても決して90点は取れず、100点を目指して勉強するからこそやっと90点が取れるのと同じで、高いレベルを目標に置くからこそ、そのちょっと下のレベルに到達できるのです。)

新形式ではテクニックが通用しない

旧形式のときのリスニングセクションは、テクニックをフル活用すれば高いスコアが取れていました。

しかし、新形式ではテクニックはほとんど通用しません。

テクニックに頼ることなく、確かなリスニング力を身につけることが新形式攻略の鍵です。

では、「文章全体を通して、常に待ち構えながら聞く」というリスニング力を身につけるためにはどうすれば良いのでしょうか?

僕は「発音」をトレーニングすることをおすすめします。

そもそも「英語の音を聞き取る」という行為は、2つステップに分けられます。

ステップ1が「英語の『音』を聞き取ること」です。

そしてステップ2が「英語の『意味』を把握すること」です。

多くの学習者は、これをミックスさせて学習してしまっているか、もしくはステップ1を飛ばしていきなりステップ2のトレーニングをしてしまっているかが原因で、リスニング力をスムーズに伸ばすことができていません。

この2つのステップを明確に分けることが大切です。

ステップ1:英語の「音」を聞き取る

まずステップ1に取り組みましょう。

自分にフィットする発音本を手に入れて、「リンキングや欠落などの英語の音の変化」を身につけましょう。

できれば「発音記号」も覚えてほしいです。

そして、1つ1つの単語を「正しい発音」で丁寧に覚えていって頂きたいです。

その上で、公式問題集のPart3やPart4を使って、オーバーラッピングやシャドーイングをしてください。ネイティブが話すモデル音声と、同じスピード・同じリズムでできるようになるまで、粘り強く取り組んでください。そうしたら「英語の音」が「雑音」ではなく「ちゃんとした音」として聞こえてくるようになります。

ここまで到達できて初めてステップ2に入っていくことができます。

ステップ2:英語の「意味」を把握する

ステップ2では、スクリプトにスラッシュを入れて、前から前から意味を頭に思い浮かべつつ、音読していきます。フレーズなり文章を聞いた瞬間に、パッと意味が浮かんでくるようになったらOKです。

その状態になるまで、とにかく音読を愚直に継続していきます。

シンプルですが、これがステップ2です。

自分に負荷をかければかけるほど英語は上達します。

夢の中の会話が英語になるくらい徹底して、英語を口から出しましょう。

このようなプロセスによって、「文章全体を通して、常に待ち構えながら聞くこと」ができるようになります。

その頃にはきっとリスニングセクションで475~495点が取れていますし、トータルのスコアも900点が極めて近いところに見えているはずです。



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