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英語力を手に入れるための7つのアクション
英語(TOEIC)を教えることを仕事にして以来、「ある1つの質問」を数え切れないほど頂いてきました。
「どうやったら英語ができるようになりますか?」
この質問です。
全く勉強せずに英語が身につくと考えている人はいないはずなので、おそらくこの質問は、「どのように勉強したら英語ができるようになりますか?」と言い換えても差し支えないと思います。
今年はこの質問を受けたときに、「ブログにまとめてあるので、ぜひ読んでみてください」とクイックレスポンスできるように、ここにまとめておきたいと思います。僕が考える【2018年最新版】英語力を身につけるための7つのアクションです。ではどうぞ。
アクションNo.1:「英語ができる」という意味を明確にする
「英語ができるようになりたいなぁ」と言ったときに頭の中にイメージされているものは、人によって全く異なっています。
ある人は、街でアメリカから来た旅行者に話しかけられたときに、しっかりと「会話できている」自分をイメージしているかもしれません。
また、別の人は、仮想通貨に関する最先端の情報を英語で「読んでいる」自分をイメージしているかもしれません。
もしくは、大学院で提出しなければならない医学関係の英語論文を「書いている」自分をイメージしているかもしれません。
もちろん、マルーン5を楽しみながら「聞いている」自分の姿かもしれません。
このように、人によって「英語ができる」という言葉の意味は違います。
この部分をクリアにしない限りは、具体的に何をしたらいいのか決めることはできません。
まずは、あなたにとっての「英語ができる」の意味を明確にしてください。
アクションNo.2:すべきことを洗い出す
あなたなりの「英語ができる」という言葉の意味を明確にできたら、次は、「それを実現するために、何をしたらいいのか?」を考えます。
人は得てして、「目標達成のために必要なアクション量」を低く見積もりがちです。
僕はTOEICで「だれでも900点が取れる」と考えていますが、「簡単に取れる」とは言っていません。
求める結果が大きさに比例して、必要なアクション量は増加するのが自然です。
「英語ができる自分」になるためには、「すべきこと」を的確に洗い出す必要があるのです。
やり方は、ネットで検索するだけで十分です。
例えば、「通訳案内士として働いている自分」があなたにとっての「英語ができる自分」なら、ネットで「通訳案内士 勉強法」と検索してみてください。詳しくまとめてくれているサイトがたくさん見つかります。
そのうち3サイトくらいを読み込んでみてください。そうしたら、「すべきこと」が洗い出せます。
あとは、「ヤフー知恵袋」などのQ&Aサイトも使えます。
そうしたサイトで「私は通訳案内士になりたいと思っています。そのためにはどのような勉強をしたらいいでしょうか?」という感じで質問を投稿してみてください。予想以上に的確な答えを誰かが返してくれるはずです。
アクションNo.3:やらないことを決めて、時間を捻出する
「すべきこと」を洗い出すことができたら、それを実行に移す前に1つやって頂きたいことがあります。
それは、洗い出した「すべきこと」を「実行するための時間」を捻出するということです。
ものすごくヒマな人はこの限りではありませんが、そんな人はごく少数だと思います。
なので、最初に「時間」を作りましょう。
最も簡単な時間捻出法は、「やらないことを決める」ということです。
例えば、「スマホいじりをやめる」のはどうでしょうか。
ニューヨークタイムズが2017年に実施した調査によると、15~24歳の若者は1日あたり平均150回もスマホをチェックしているそうです。(つまり、6分に1回はチェックしているわけです。)
平均150回まではいかないとしても、スマホに時間を取られている人が大多数だと思います。
それをやめる、もしくは回数を減らすだけでも、時間が捻出できるわけです。
「やらないこと」を決めて、時間を捻出しましょう。
アクションNo.4:限界まで英語漬けになる
捻出できた時間を使って、早速勉強していきます。そのときに意識して頂きたいことがあります。
1日の中の空いている時間を全て英語で埋め尽くす
ということです。
何だかんだ言って、英語は「量」がものを言います。
その意味で、どれほど小さなスキマ時間も貴重なのです。
歩いているときは、イヤホンを耳につけて英語を聞きっぱなしにしましょう。時にはシャドーイングもしてみましょう。エレベータを待っているとき、信号が変わるのを待っているとき、電車が来るのを待っているときなどは、単語を覚えましょう。30秒あれば、単語1つくらいは頭に入れられるはずです。
意識さえすれば、1日の中にスキマ時間は大量に見つかります。
さらに、家にいるときは、英語をBGMにしましょう。(僕は基本的にPodcastをかけっぱなしにしています。)
キッチン・部屋・トイレなどの壁に、覚えたい単語や文法を書いた紙を貼り付けて、とにかく何度も目に入れましょう。英語学習の鍵は「一気」にやることです。
1日1時間の英語学習をコツコツ1年間(=約365時間)続けるのも素晴らしいですが、それよりも、スキマ時間を入れて1日4時間を3ヶ月(=約365時間)続けたほうが、上達が早いです。
限界まで英語に漬かりましょう。
アクションNo.5:モチベーションを管理する
モチベーションの管理方法は、次の2つがおすすめです。
・やらざるを得ない環境を作る
・メリット&デメリットをイメージする
これら2つです。
「やらざるを得ない環境を作る」ためには、お金をかけてしまうのが手っ取り早いです。
「お金を払ったのだから、頑張らなくちゃ」と思える金額を、教材なりレッスンなりに使ってしまうのが早いです。
その金額の大小は人それぞれですが、いずれにしても「痛み」を感じるくらいの金額が理想です。
ただ、色々な事情でそれができない人もいると思います。
その場合は「メリット&デメリットをイメージする」という方法を使ってみてください。
「その目標を達成できたら、どんな楽しい未来が待っているのか?」、逆に「その目標を達成できなかったら、どんな暗い未来が待っているのか?」を、そうなったときの感情を感じられるくらい、ありありとイメージしてみてください。
例えば僕は、深夜にラーメンを食べたくなったときにこの方法を使います。
「ここで我慢して翌日すっきり起きて、体重も増えず気分がいい状態の自分」と「ラーメンを食べてしまって、翌日目覚めが悪く、かつ食べてしまった罪悪感で気が滅入っている自分」を鮮明にイメージするのです。
この方法で僕はモチベーションを保っています。
アクションNo.6:感情を入れず淡々とやり続ける
人は満足すると「エネルギー」が低下します。
例えば、2時間のTOEIC公開試験を受けた日の夜は、おそらく何もする気が起きないのではないでしょうか?
それは「今日は頑張った~」という感じで自分に満足しているからです。満足したら「今日はもういいや」となります。
同様に、失望したときも「エネルギー」は低下します。
ある日、問題集を解いたとします。全然解けない。スコアも当然振るわず終了。その状況においては、失望してしまうのが普通かもしれません。
しかし、そうなってしまうと、満足したときと同じように「今日はもういいや」となります。
だからこそ、何事にも一喜一憂せずに(=感情を乱さずに)、淡々とこなすことが重要なのです。
どんな業界でも、結果を出している人は、淡々とすべきことをこなしているものです。
アクションNo.7:スタンダードを上げる
人は誰でも、その人なりの「スタンダード」をもっています。
スタンダードとは、簡単に言うと「それが普通だよね」と思える基準のことです。
「スタンダードが上がる」=「目標達成確率が大幅に上がる」と捉えて頂いて問題ありません。
例えば、僕がTOEICで満点を目指すと決めたとき、「10000問ノック(=ひたすらTOEICの問題を10000問解く)」という学習法があることを発見しました。
正直最初は、「マジで!?無理でしょ!」と感じました。
しかし、色々考えるうちに、「確かにそれくらいは必要(=普通)だよなぁ」と思えるようになってきました。
このとき、僕の中の「スタンダード」が上がったのです。
この意識の変化がなければ、僕は満点が取れなかったと思います。
スタンダードを上げるコツは、「今の自分が非常識だと思うことを、とりあえず受け入れてみる」ということです。
自分によって非常識なことを拒絶するのは簡単です。簡単ですが、そこに変化や成長はありません。
まずは、受け入れてみることで、スタンダードを上げるチャンスを手に入れることができます。
受け入れてみて、それでもやっぱり合わなければ、あとで捨てたらいいのです。
まずは非常識を受け入れてみましょう。
7つのアクションまとめ
英語力を手に入れるための7つのアクション、いかがでしたでしょうか?
アクションNo.2:すべきことを洗い出す
アクションNo.3:やらないことを決めて、時間を捻出する
アクションNo.4:限界まで英語漬けになる
アクションNo.5:モチベーションを管理する
アクションNo.6:感情を入れず淡々とやり続ける
アクションNo.7:スタンダードを上げる
これらのアクションを起こすことで、「英語ができる」自分になれる確率が飛躍的にアップします。
1つずつでも大丈夫です。
ぜひやってみてください。
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