【無料】短期間でTOEICスコアを100〜200点アップさせるための秘密のレポート【TOEICを卒業するための5つのステップ】プレゼント中です。僕が留学なし・独学でTOEIC満点を15回取れた秘密を全部つめこみました。
ハフィントンポストの創設者のトーク
今回は、ハフィントンポスト(http://www.huffingtonpost.jp/)の創設者である、アリアナ・ハフィントン氏のTEDトークを取り上げたいと思います。
あまりにも長い動画は、英語学習には不向きだと僕は思っているので、「5分以下で、かつ有益なトーク」という制約を課して、TED内で動画を探しているのですが、なぜか、その条件に当てはまる動画は、「女性のスピーカーの動画」が多い傾向にあります。自分でもなぜだかわかりませんが、例に漏れず今回も女性スピーカーです。
アリアナ・ハフィントン氏が「成功の秘訣」を、4分という短い時間の中に圧縮して語ってくれています。
このトークの内容を踏まえつつ、僕なりの考えも織り交ぜて考えていきたいと思います。
アリアナ・ハフィントン氏のプロフィール
アリアナ・ハフィントン氏(以下、アリアナ氏)は、ハフィントンポストの創始者であり、10冊以上の本を著している作家であり、ラジオプログラムのホストであり、その他にも様々な活動を通して世界的な影響力をもっている女性です。彼女が2005年に開始したニュースサイト「ハフィントンポスト」はあっという間に、世界的なブランドになりました。僕もよく読んでいます。
このプロフィールからも推察できる通り、そして動画の中での話しぶりを見る限り、おそらくアリアナ氏は、男がついていけないくらいの爆発的なエネルギーを発揮し、物事を推し進めていくタイプの女性なのでしょう。
僕の上司も女性ですが、何だか同じような雰囲気を感じます(笑)
僕の上司の口癖は、「速いがご馳走」です。とにかくスピード感をもって仕事をしろということですね。
話が逸れましたが、内容に入ってまいりましょう。
成功の鍵は、「充分な睡眠」を取ること
アリアナ氏の主張は次の通りです。
My big idea is a very, very small idea that can unlock billions of big ideas that are at the moment dormant inside us. And my little idea that will do that is sleep.
(私の大きなアイディアは、とてもとても小さなものですが、我々の中に眠っている何百万のより大きなアイディアを解き放つことが出来ます。その小さなアイディアとは、睡眠です。)
「充分な睡眠を取ることでより創造的になることができ、人生の質が向上していく」というのが、アリアナ氏の基本的な主張です。これには僕も同感です。実際に、この動画を引用しているブログやサイトが数多く存在することからも、多くの人々が「睡眠は重要である」という主張に共感していることが分かります。
けれども、「多くの人が共感している」という現象を裏側から見てみると、1つの事実が浮き上がります。それは、「聞こえが良い」ということです。多くの人々にとって、「聞き心地が良い」からこそ、共感が生まれ、ヒットするのです。間違いなく睡眠は重要です。重要なのですが、物事には両面があることを意識することを忘れるべきではないと僕は思うのです。
充分な睡眠を取ることの良い面
動画の中で触れられている通り、睡眠が足りていない状態ではIQが下がります。つまり、思考力が低下し、正常な判断ができなくなります。常にイライラした状態になってしまいますし、ネガティブに物事を捉えてしまいがちになります。
さらに、「睡眠不足自慢の男はキモい」とアリアナ氏が言っているように感じたので、「キモく思われない」ことも、しっかり睡眠を取ることのメリットでしょう。
また、スペインをはじめとする南ヨーロッパには、シエスタ(昼寝)の習慣があるように、睡眠がもたらしてくれる疲労回復効果も見逃してはいけません。
他にもたくさんのメリットがあると思います。やはり睡眠は偉大です。
充分な睡眠時間を取ることの良くない面
デメリットと言い切るのは憚られますが、やはり良くない面があることも事実です。
よほど自由な生活を実現していない限り、僕たちの1日は「仕事時間」が大部分を占めます。もちろん、仕事自体が自己実現へとつながるのであれば問題ありませんが、そうした天職ともいえる仕事に就いている人は少数だと思います。したがって、僕たちが人生の質をより向上させていくためには、仕事以外の部分で工夫して時間を生み出し、それを自己研鑽に充てる必要があるわけです。
そうなると、毎日しっかりと睡眠時間を取っているわけにはいきません。「睡眠+仕事+その他もろもろ」によって24時間は終わってしまいます。
「No Pain No Gain(苦労なくしては利益はない)」という言葉があるように、やはり何かを成そうと思ったら、代わりに何かを差し出す必要があります。そもそも、アリアナ・ハフィントン氏本人だって、睡眠時間を削って猛烈に働いてきたからこそ、TEDで講演できるようなステージに達しているわけです。猛烈に働いた時期がなかったとしたら、TEDに登壇する資格さえ与えられず、そもそもこのTEDトークは存在していなかったのかもしれません。なんだか逆説的ですが、睡眠を削って頑張ったからこそ、睡眠の大切さを知れたというわけですね。スケールは小さくなりますが、僕自身だって、要所要所では睡眠時間を削って頑張ってきました。
こういった部分が、充分な睡眠時間を取ることの良くない面だと思います。
コンテクスト(文脈)を考慮する
ここまで、充分な睡眠時間を取ることの良い面と良くない面を見てきました。もちろん、「寝ずに死ぬ気で努力しろ!」と言いたいわけではありません。要は、「自分が置かれているコンテクスト(文脈)を考えるべきだ」ということを言いたいのです。コンテクスト(文脈)という言葉がピンとこなければ、「関係性」という言葉に置き換えてください。
自分はどういうコンテクスト(関係性)の中で日々を送っているのか?
自分が理想とするイメージと、現在の自分とのギャップはどれほどのものなのか?
自分は、何かを発言するに足る存在なのか?
などなど。自分が置かれているコンテクストによって、取るべき立ち位置は変わってきます。アリアナ氏は、今のステージにいるからこそ、睡眠の大切さを解けるわけです。もし、何の実績もない状態のアリアナ氏が、「睡眠不足自慢をしている男」をこき下ろしたとしたら、世の中の男から反感を買って終わりでしょう。
自分はどういうコンテクストに乗っかっているのか?これを客観的に把握することが、実は、充分な睡眠を取ること以上に、重要なのではないかなぁと僕は思うのです。
アリアナ氏の動画を見ながら、ぜひあなたなりの意見を考えてみてください。
コメントを残す