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「発音」と「単語」と「文法」どれを優先すべきなのか?
僕なりにさんざん考えた結果、やはり英語の基礎力を構成するのは「発音」「単語」「文法」の3つだと思っています。
これに確信がもてたのは英語学習マスターコーチである松本秀幸氏が考案された以下の図を見たときです。
「発音」「基礎」「文法」のトレーニングによって基礎を固めた上で、“自分の好きな”テーマの英語素材を使って学習を進めていく。そのプロセスを補助するツールとしてアプリや各種試験を使っていく。無駄なくもれがないスタイリッシュな英語学習方法だと思います。
こうした背景があり、僕はレポート(TOEICを卒業するための5つのステップ)の中で、「『発音』→『文法』→『単語』の順番で学習してください」とお伝えさせて頂いているわけです。
この順番自体は間違っていないと思いますし、今でも僕はこの順番でTOEIC学習に取り組んでくださいとアドバイスしています。しかしながら、この「発音→文法→単語」という順番は、「なぜそれに取り組むのか?」という部分を理解していないと、挫折に向かって突き進みかねない順番なので、ここで少し補足をさせて頂こうと思います。
僕が発音トレーニングをおすすめする本当の理由
まず、発音に関してです。
「なぜTOEIC学習に発音トレーニングが必要なのか」と感じる方もいると思いますが、僕は決して「ネイティブのような発音を身につけるため」に発音トレーニングをおすすめしているわけはありません。それをしようとすると、莫大な時間がかかりますから。
そうではなくて、あくまでもTOEIC学習における発音トレーニングは「英語の音に慣れること」を目的としています。
日本語の音と英語の音は全く性質が違います。違うからこそ「今自分は、今まで遭遇したことない未知の音を自分の脳にインプットしようとしているんだーー!!」というくらい大げさなマインドセットで英語の音を学んでください。ざっくりとでも英語の音を耳に慣らし、英語の音のルールを理解すれば、単語や文法などの他の学習の効率が格段にアップします。
けれども、逆に言えば、取り急ぎの発音トレーニングはその程度で良いわけです。
さらに、「自分は別に英語の音には抵抗がない」という人は、もはや発音を飛ばして単語や文法に取りかかってみてもいいと思います。大切なのは「英語の音に慣れること」、もっと言えば「英語への拒絶感を緩和すること」なのです。
「単語」と「文法」を難しく考えてすぎ
続いて、「単語」と「文法」について考えてみましょう。
レポートの中では「文法」→「単語」の順で学習することをアドバイスしています。ですが、これには前提があります。
「文法書の中で使われる単語は知っている」という前提です。
文法書で使われる単語は中学生レベルの基本的な単語ばかりです。おそらく誰もが習ったことがある単語ばかりだと思います。
でも、完全に忘れてしまっている人もいますよね。
その場合はまずは「単語を覚えること」から始めてください。最低限の基本単語を覚えた上で、本格的に文法の勉強に取り組んでください。そして、文法がざっくりと理解できたら、TOEICで求められるその他の単語を覚えていってください。この順番が適切です。
ちなみに、「単語が分かっている状態」とは「単語の意味が反射的に頭にイメージできる状態」のことです。そのためには、時には「英単語を単体でなく、文章の中で覚える」ことも必要です。
でも、文法の知識がなければ「文章の中で単語を覚える」のは難しいですよね。
例えば、「What we agreed upon today is simply the beginning of the process of the merger negotiation.」という英文があったとして、この中の「merger(合併)」という単語を覚えるとしましょう。この文章の中で覚えようとすると、まずは、この英文が「今日決まったことは、合併交渉の始まりに過ぎない。」という意味になることを理解する必要があります。その上で「mergerは合併という意味なんだ」と理解する必要があります。当たり前なのですが、この流れで僕たちは単語の意味を覚えます。
けれども、もし文法がチンプンカンプンだったら、「この文頭のWhatって何なの?」とか「simply the beginningってなんかしっくりこない表現じゃない?」とか本筋ではない所で悩んで時間を使ってしまうことになります。たった1つの単語を覚えようとするたびに、いちいち文法で悩んでいたらキリがありません。
文法は先人たちが残してくれた「英文を理解するためのマニュアル」です。わざわざ自分で英文を解読しなくても、このマニュアルをありがたく使わせて頂きましょう。その意味で、やっぱり本格的に単語を覚えていくときは、文法知識は必須なのです。
自分の足りないところを埋めていく
以上のように、「発音」「文法」「単語」はそれぞれが相互に影響を及ぼし合っています。その意味で、「どれかをやれば、どれかが伸びる」のもまた事実だと言えます。
したがって、英語の基礎力をつけるという意識さえ忘れなければ、(やや大胆な結論になってしまいますが、)「順番にはこだわらなくてもいい」のかもしれません。こだわらなくていいというか、柔軟に取り組めばいいという感じです。
「英語の音が1ミリも聞き取れないぞ・・・」とか「明らかに自分は英語に対して拒絶反応があるなぁ・・・」という場合はとりあえず発音に取りかかると良いですし、そこまで英語に抵抗がないのなら文法から始めてもいいと思います。
文法をやっているうちに「やばい、自分って中学レベルの基礎単語が全然分かってないかも・・・」と感じたのなら、ひとまず単語にシフトすればいいのです。
何の目的も持たずに「あれもこれも同時並行で勉強する」のは非効率的ですが、目的意識がある上での「柔軟な学習法の入れ替え」は歓迎です。
基礎をやってやり過ぎることはありません。
自分の現在の基礎力レベルを把握して、そのときに必要な学習を『発音』『文法』『単語』の中から選ぶ。
これが、「『発音』と『単語』と『文法』どれを優先すべきか?」という問いに対する僕の答えです。
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