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【第7回(最終回)】思い込みを捨て去れば、充分な学習時間を生み出せる

   

Photo credit: cogdogblog via Foter.com / CC BY

第7回(最終回)は、番外編。

前回までで、「断捨離をして、英語の学習時間を捻出しよう」シリーズは一通り解説させて頂けたかと思います。

第1回はコチラ⇒【第1回】英語の学習時間は、5つのテーマの断捨離によって生み出せる
第2回はコチラ⇒【第2回】不必要なモノを断捨離し、英語の学習時間を生み出す方法
第3回はコチラ⇒【第3回】悪い習慣を断捨離し、英語の学習時間を生み出す方法
第4回はコチラ⇒【第4回】人間関係を断捨離し、英語の学習時間を生み出す方法
第5回はコチラ⇒【第5回】余計なTOEIC教材を断捨離して、英語の学習時間を生み出す方法
第6回はコチラ⇒【第6回】考え方(マインドセット)を断捨離して、英語の学習時間を生み出す方法

今回は、このシリーズの最終回として、「思い込みを捨て去れば、充分な学習時間を生み出せる」というテーマでお話していきたいと思います。直接的に断捨離に関係がある内容ではありませんが、番外編としてお楽しみください。

30代男性の平均的な1日

あなたが社会人であっても学生であっても、忙しい毎日を送られていることは想像に難くありません。

僕の友人(30代社会人男性)の平均的な1日は以下の通りです。

朝7時に起床し、出勤準備&軽めの朝食。8時に家を出て9時前に会社に到着(車通勤)。9時~12時まで仕事。12時~13時の休憩時間は同僚と昼食。その後、13時~20時まで仕事(基本的に残業があるらしい)。21時頃に帰宅。シャワーを浴びたり夕食を取ったりしていると気がつけば時間は22時30分を回っている。眠気が襲う。しなきゃならない勉強があったのに・・・、明日は絶対にやろう。と思いながら就寝。そしてまた同じ1日が始まる・・・。

彼は毎日朝から晩まで仕事を頑張っています。頑張っているのですが、彼の人生の質がこれから大きく向上していく見込みは限りなく薄いと思われます。なぜなら、仕事を頑張るだけでは、周りの人々との差別化が図れないからです。

+α(プラスアルファ)の努力が必要

周囲の人々と同じような生活リズムで同じようなことをしている限り、会社内において、ひいては社会という場所において、自分だけの確固たるポジションはつかめないということです。

仕事で活躍したいとか、自分の才能がフルに活かせる仕事をしたいとか、より魅力的な人々と付き合いたいとかそういった願望を現実にしたいのであれば、やはり仕事以外の時間帯で+αの努力を行う必要があるわけです。

冒頭に紹介した僕の友人も、それがわかっているからこそ、帰宅後の時間に勉強をしようと考えているようですが、仕事で疲れ果てて帰宅した後に、集中して勉強することは簡単ではないのです。よほどの決意があるなら別ですが、疲れた状態での努力を自分に強いることは、精神衛生上よくありません。

ただ、彼の平均的な1日の生活リズムを観察してみると、別に帰宅後の時間だけに頼らなくても、工夫次第で2~3時間の勉強時間を自然に捻出できると僕は思うのです。

まずは朝の時間

何よりもまず朝の時間の使い方を見直します。

朝の1時間の勉強は夜の3時間の勉強に相当すると言われます。これは真実です。

以前の僕は、深夜3時に就寝して朝8時に起床。急いで準備して会社へという生活リズムでした。決して深夜3時まで遊んでいたわけではありません。ちゃんと勉強したりブログを書いたりしていました。しかし、今ふり返ると非常に効率が悪かったと思います。

夜は理性よりも感情が優位になるため、気が散りやすくなり集中力を保つのが困難になります。集中力を保てないと当然勉強の質は下がります。さらに、思考力が低下した状態でブログを書くと、「朝読み返すとすごく恥ずかしいラブレター」のような印象の文章になってしまい、ネット上に記事を公開しておくことに抵抗感が出てきてしまいます。(結局、トータルで50記事くらいをブログ上から削除しました。)

このように夜に勉強することのデメリットがメリット(静かな環境で勉強できる・勉強が終わったらあとは寝るだけという気軽な気持ちで勉強できる等)を上回ってしまったため、僕は夜型から朝型へと切り替えることにしました。

完全夜型人間だった僕が朝型へ切り替えることは簡単ではありませんでしたが、試行錯誤を経て、今では完全に朝型です。基本的に6時には起床し、軽く運動をした後、8時30分に出勤するまで、コーヒーを飲みながら勉強したりブログを書いたりしています。

朝型に切り替えて以来、1日にこなせる仕事量・勉強量が劇的に増加しました。頭が冴えており、感情よりも理性が優位になっている朝の時間の質は、間違いなく夜の3倍以上に相当します。

冒頭に紹介した友人は、毎朝7時に起床しています。これを6時に前倒しするだけでも1時間は捻出できるのです。朝のその1時間は夜の3時間に相当するわけですから、無理して夜に勉強する必要がなくなります。

そんなことを言うと、「自分は低血圧で朝が弱いから」とか「自分は夜型人間で、夜の方が集中できるから」とかそういった反論が出てくるかもしれません。けれども、僕も根っからの低血圧ですし、少し前まで「自分は夜型人間で、夜の方が集中できる」と思い込んでいました。

もちろん、人間がもつ「自分が思い込みたいように思い込み、自分が見たいように見る」という性質に逆らうことはできません。逆らうことはできませんが、それでもやはり、あなた自身に貢献しない思い込みはサクッと捨ててしまうべきです。

朝が苦手だと感じるのは、ただ単純に、朝早い時間帯のの気温や雰囲気にあなたの身体や心が慣れていないというだけの話です。

そもそも、縄文時代とか弥生時代は「夜型人間」なんて1人たりとも存在していなかったはずです。外が暗くなったら眠って、外が明るくなったら起きる。そういうふうに人間はデザインされているのですから。脳科学や行動経済学において、「人間の本能の進化は、人間が作り出した文明の進歩に追いついていない」と言われているように、人間の本能や生体リズムは昔のままなのです。ですので、もしあなたが朝が苦手なら、ひとまず1ヶ月くらいは早起きに挑戦し続けてみてください。そのうち「自分は朝が苦手」という思い込みが影を潜め、「意外と早起きできるかも」という新しい思い込みが生まれてきます。

まずは今より1時間早く起きることです。その時間を使って+αの努力を継続してください。

続いて昼の時間

朝の時間を見直したあとは、昼の時間にメスを入れましょう。お昼休憩の1時間を効果的に使うのです。

冒頭で紹介した彼はお昼休憩を「同僚との昼食」に充てています。同僚と一緒に昼食をとり、情報交換をすることに価値がないとは言いません。

しかし、「自分を高めるために使う1時間以上に価値があると言えますか?」と僕は問いたいのです。

僕はTOEIC学習の一環として10000問ノック(10000問の問題を解くトレーニング)に取り組んでいた時期があります。1日のノルマを200問に設定していましたから、とにかく学習時間を捻出することが至上命題でした。

そこで僕は、昼休みになった瞬間に1人でカフェに駆け込み、サンドイッチをほおばりながらTOEICの問題を解くことで、昼休みの1時間を有効活用していました。1時間あればリスニングセクションの100問が解答できます。毎日100問を解き続ければ、嫌でも実力が高まってしまうのです。こうしたお昼休みの活用方法が僕の現在のスコアにつながっていることは間違いありません。

あなたが同僚や友人に昼食を誘われたとき、「ちょっと勉強しなきゃいけないことがあるからゴメン」と言って断れる勇気をもてるかどうか。その小さな勇気があなたの成長に直結します。

あなたに昼食を断られた友人は、最初はあなたに対して「ノリが悪い」と酷評するかもしれません。しかし、もしその友人が今後も付き合うべき本物の友人であるならば、きっと「えっ、どんな勉強してるの?」と聞いてくるはずです。そしてそのうち、「自分も何か勉強してみようかなぁ」という気持ちになってくれると思います。成長意欲・向上心がない人と付き合うほど、あなたは暇ではないはずです。互いに刺激をし合い、互いに成長し合う。それこそが本当の友人関係です。

あなたのお昼の時間をどのように活用していますか?もし無駄に使っているなら、その部分を改善することで勉強時間が捻出可能です。

残すは夜の時間

朝の時間を見直した。昼の時間も見直した。残すは夜の時間ですね。

夜の時間の使い方に関して僕が言いたいことは1つだけです。

それは「早く寝ましょう」ということです。

余談ですが、就寝前に食べた物を消化するために使われるエネルギーが大きければ大きいほど、睡眠中に疲労回復に使われるエネルギーの量が少なくなり、結果として疲れが取れにくくなってしまいます。つまり、これが「寝る3時間前からは何も食べないほうがいい」と言われる理由です。

実際、空腹の状態で就寝した翌朝は、体が軽く疲れが取れている気がするものです。だからこそ、必要以上の食べ物を夜に摂取する必要はありません。

仕事を終えて帰宅したら、少しだけ何かを食べて、さっさとシャワーを浴びて、寝てしまえばいいのです。(寝る前に15分ほど、布団の中で暗記物の勉強をするのは効果的です。)

早く寝るほど翌朝早く起きれるはずです。早く寝るという心がけ以上に、夜型から朝型へと切り替える際の強い味方は存在しません。

以上のように、朝の時間、昼の時間、夜の時間を見直すだけでも2~3時間の時間を生み出すことが可能となります。さらに、行き帰りの通勤(通学)時間も有効活用できれば、それこそ充分すぎる時間が捻出できるわけです。

仮に1日2時間の努力が習慣化できたとしましょう。1ヶ月で60時間。1年で720時間です。他人より720時間も余分に努力しておいて、「仕事で活躍するな」と言うほうが無理な話でしょう。

地道な積み重ねは、そのうち圧倒的なインパクトをあなたにもたらしてくれます。

・勉強したいけど時間がない
・自分は朝が苦手だから早起きできない
・自分は勉強が苦手だ
・自分には才能がない
・自分にはどうせ無理だ

これらは全て思い込みです。あなたの向上に全く貢献しない思い込みです。そんな思い込みは捨ててしまえばいい。その思い込みを一旦どこかへ置いておいて、とりあえず30日程度自分を変える努力を始めてください。30日後、その思い込みは消滅しているはずです。

やるか、やらないか

人間の能力自体には差がないと言われます。差を生むのは「その能力を磨こうと思うか思わないか」という考え方それだけです。

僕はあるとき「TOEICで満点を取ろう」と決意しました。その日からアクションを開始しました。

それに伴って夜型の自分を朝型へと変化させることができました。

生み出した時間を使って、TOEICの問題を解きまくりました。

何度復習しても、同じような問題を間違えてしまう自分に怒りを感じながらも、深呼吸をして再び前に進めるマインドセットを身につけることができました。

毎日数時間の勉強を当たり前にこなせる自分になることができました。

そして、満点を獲得することができました。

大事なのは余計な思い込みを捨て去れるかどうか。

その上であなたなりの努力を「やるか」「やらないか」それだけだと僕は思うのです。



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