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マインドセットという言葉
スタンフォード大学心理学教授。パーソナリティ、社会心理学、発達心理学における世界的な権威。イェール大学で心理学博士号を取得後、コロンビア大学、ハーバード大学で教鞭を執り、現在に至る。人間の思考様式への関心は30年来で、モチベーション、人間関係、メンタルヘルスに関する研究で大きな業績をあげてきた。
これは、キャロル・ドゥエック博士のプロフィールです。
同氏が「MINDSET~The New Psychology of Success~(邦題:マインドセット「やればできる!」の研究) 」という本を出版して以来、「マインドセット」という言葉が一部の業界では市民権を得てきたように感じます。僕も好んで使う言葉です。
けれども、まだまだ「マインドセット」という言葉に馴染みを感じない人がほとんどだと思います。なので、今回の記事ではマインドセットについてお話ししていきたいと思います。
僕がTOEICで結果を残すことができた最大の要因を聞かれたならば、迷うことなく「マインドセット」と答えます。マインドセットは自分自身の人生に強烈なインパクトを及ぼします。
ぜひ今日の記事で理解を深めて頂き、今後の生活に活かして頂けたら幸いです。
努力次第でいくらでも変われる
まず、「そもそもマインドセットとは何なのか?」という点をクリアにしておきます。
キャロル博士は本の中で以下のように述べています。
本書を読まれれば、自分についての単純な信念ー私たちの研究で発見された信念ーが人生をどれほど大きく左右しているかがおわかりになるだろう。その信念は、人生のありとあらゆる部分にまで浸透している。
自分の性格(パーソナリティ)だと思っているものの多くが、じつはこの心のあり方(=マインドセット)の産物なのである。
あながたもし可能性を発揮できずにいるとしたら、その原因の多くは“マインドセット”にあると言ってよい。
マインドセット「やればできる!」の研究 3ページ
この言葉からからも分かるように、マインドセットとはつまり、「自分の心のあり方、物事の捉え方・考え方」のことです。
キャロル博士は、「人の能力はもともと固定的に備わっているものではなく、努力次第でいくらでも伸ばしていける」という前提に立っています。そして、「努力できるかどうか」は、「どういったマインドセットを持っているか」によって決定づけられると言います。
キャロル博士は、マインドセットを大きく2つに分類しています。
1つが「growth mindset(=しなやかマインドセット)」、
もう1つが「fixed mindset(=硬直マインドセット)」です。
この2つのうち、「growth mindset(=しなやかマインドセット)」を持つことができれば、誰でも劇的に成長していくことができるというのがキャロル博士の主張です。
growth mindset(=しなやかマインドセット)
growth mindset(=しなやかマインドセット)を持っている人は、どこまでもガンガン成長していきます。
しなやかマインドセットを持っている人の性質を僕なりにまとめると、次のようになります。
・自分の弱みや欠点を直視し、受け入れ、真摯に改善していこうとする。
・コツコツと時間をかけて学んでいくことに喜びを感じる。
・困難にぶつかったときに「よし!やってやるぞ!」という気持ちになれる。
・自分はいくらでも変われると信じている。
・何か自分に問題が降りかかったときに、決して他人のせいにしない。
・新しいことを積極的に学んでいく。
・努力は善であると考えている。
・他人の成功から学びや気づきを得る。
「growth mindset(=しなやかマインドセット)」の人は、このような性質を身につけています。
結果として、自分の自由な意思で人生を切り開いていけます。
fixed mindset(=硬直マインドセット)
逆に、「fixed mindset(=硬直マインドセット)」の人はどういった特徴をもっているでしょうか。
簡単に言えば、「しなやかマインドセットの人と真逆の特徴をもっている」ということになるわけですが、一応言語化すると以下のようになります。
・自分の弱みや欠点から目を逸らし、他人からのネガティブな意見は無視する。
・努力することはカッコ悪いと思っており、インスタントな結果を求める。
・問題や失敗をすぐに他人や社会のせいにする。
・壁にぶつかったらすぐにあきらめる。
・他人の成功を脅威に感じる。
などなど。
結果として、自分を守ることや他人を貶めることだけに意識が向かうようになり、成長がストップしてしまいます。
僕は硬直マインドセットの人間でした
ここまでで2つのマインドセットの特徴を見てきました。キャロル博士の言う通り、しなやかマインドセットを持てるかどうかで人生が大きく変わりそうですね・・・。
しなやかマインドセットで日々を生きることを、すごーく簡単に表現するならば次のようになるでしょう。
「自分を成長させ続けたいのならば、『自分はまだまだだ』と常に意識し、謙虚に愚直に努力を重ね、物事に対して真摯に正直に向き合っていく」
僕はこうした在り方で日々を過ごせるように一生懸命自分を律しています。
本音を言うと、僕は昔は明らかに硬直マインドセットの人間だったと思います。そのせいで二十歳前後のときに大きな問題にぶつかりました。それから今日に至るまでの長い時間をかけて、自分を変えようと努力してきました。自分で言うことではないかもしれませんが、「自分が変わるにつれて、自分が得ることができる結果も大きくなった」と感じます。
キャロル博士と同じように、僕も「人はマインドセット次第でいくらでも変化できる」と確信しています。
じっくりコトコト変えていく
キャロル博士は、以下のようなことを述べています。
「(マインドセットが)変わる」といっても、外科手術を受けたように変わるわけではない。たしかに変化は起きていても、摩耗した膝や関節を新しいものと取り替えるように、古い信念(マインドセット)がすぐに一掃されるわけではない。
古い信念がまだ残っているところに、新しい信念(マインドセット)が芽生え、それがだんだんと強くなるにつれて、今までとは違った考え方や感じ方、ふるまい方ができるようになるのである。
まさにその通りだと思います。
じっくりと時間をかけることでマインドセットに変化が訪れます。
自分がどのような性質のマインドセットをもっているかによって得られる結果が変わります。
例えば、すごくチャレンジングな仕事を任されたとき、その意味をどう『解釈』するかによって、その仕事から得られる知識・知恵・経験や、その仕事におけるパフォーマンスの質が大きく変わります。『解釈』のベースになるのが『マインドセット』です。
適切なマインドセットを持ち、物事に対して適切な解釈を与えることによって、最大の結果を手に入れることができます。
最後にキャロル博士の言葉を1つ。
マインドセットがしなやかになるにつれて、意外なことが起こり始める。まわりの人々があなたを助け、応援してくれるようになるのだ。
マインドセット「やればできる!」の研究 326~327ページ
これからも「マインドセット」という言葉をブログやメルマガで積極的に使っていきたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。
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