【自分を変える方法最終回】究極のマインドセット

【自分を変える方法】の最終回は、究極のマインドセットについて

まず簡単に復習です。

前回の記事では「コミュニケーションの123スキル」 のまとめをさせていただきました。

【自分を変える方法26】コミュニケーションの123スキルまとめ

ぜひあなた自身の状況に当てはめて「コミュニケーションの123スキル」をご活用いただけたらうれしいです。

それでは、本題に入ります。

最終回にふさわしい「究極のマインドセット」の話をしていきます。

キャロル・ドウェック博士が提供した2つの概念

スタンフォード大学の心理学者であるキャロル・ドウェック博士は、「Growth Mindset(成長マインドセット)」と「Fixed Mindset(固定マインドセット)」という2つの概念を提唱しました。

「Growth Mindset(成長マインドセット)」を持っている人は、「努力をすれば自分の能力をどんどん伸ばすことができる」と考えます。

一方、「Fixed Mindset(固定マインドセット)」の人は、「自分の能力はもう固定されていて伸ばすことができない」と考えます。

これはどっちかが100で、どっちかが0というわけではなく、人によって割合が違います。

ただ、1つ言えるのは、結果を残す人たちは例外なく「Growth Mindset」の割合が大きいということです。

人生に根本的な変革が起こる

自分自身に対して心から、「努力をすれば自分の能力を どんどん伸ばすことができる」と思えるようになれば、どんなネガティブな状況もポジティブなものへと変換できるようになりますし、もはや自己啓発なんて必要なくなります。

なぜなら、 わざわざ自分を「啓発」しなくても、「日々を普通に生きる=成長」という最高の状態になれているからです。そうなれたら毎日が本当に楽しくなります。

自分を信じられるようになると、人生に根本的な変革が起こると僕は信じています。

なぜそう言えるかというと、 僕自身がそれを経験したからです。

事業に失敗して借金まみれ

24歳のとき、事業に失敗して多額の借金を作りました。5年間付き合って結婚を考えていた彼女にも別れを告げられました。電気・ガス・水道の ライフラインも止まりました。自分の人生を恨みながら、苦しい毎日を過ごしていました。

当時の僕は、間違いなく「Fixed Mindset(固定マインドセット)」だったと思います。

そんな情けない自分をどうしても変えたいと思い、自分が変われるきっかけになりそうなテーマを、片っ端から学び始めました。

それからの5年間は、20代の人が一般的に経験するであろう楽しみを1つ残らず犠牲にして(笑)、ひたすら学び続けました。そうしていくうちにジワジワと「Growth Mindset(成長マインドセット)」の 割合が大きくなっていったのだと思います。

「Growth Mindset(成長マインドセット)」で借金を完済

気がついたら借金は完済できており、自分の専門性も確立できていました。そして、再び起業することができました。自分でもびっくりするくらい人生が良くなりました。

自分の人生に恨みをもっていた自分が、いつの間にか自分の人生に感謝できるようになっていたのす。これが「Growth Mindset」の威力なのだと僕は強く感じています。

自分を変えるプロセスの中で、 本当に色々なことを学びました。

その中でも、特に効果的だったのが、「自分を理解すること」と「他者を理解すること」だったのです。

「Growth Mindset(成長マインドセット)」を手に入れる方法

ただ、よく考えるとそれは当然なのかもしれません。

というのも、人生は「自分+自分以外(=他者)」によって構成されているからです。

それらはまさに「人生の土台」だと僕は思っています。

僕はこういう経験を背景に込めて「自分を変える方法シリーズ」を書いてきました。 第1回から最終回までの流れを見ていただくと分かりますが、

【自分を理解する(=自己分析)】

↓

【他者を理解する(=コミュニケーション)】

という流れになっているはずです。

「自分を理解し、他者を理解する」・・・これが「Growth Mindset(成長マインドセット)」を手に入れるための、いちばん効果的な方法だと僕は思っています。

「自分を変える方法シリーズ」が少しでもあなたのお役に立てていれば、 それ以上にうれしいことはありません。

最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました！